HOME > 武道の歴史目次 > 一章:武術の始まり「日本国ができたキッカケはなに?」

一章:武術の始まり

■日本国ができたキッカケはなに? 〜 弥生時代


皆さんは皇紀と呼ばれるものを知っていますか?

これは西暦が今のように一般的になる以前に、元号と共に使われていた年号です。
平成30年の現代は、皇紀2678年となります。
この皇紀というのは、日本書紀、古事記を基に換算された年号で、初代天皇である神武天皇が即位から2678年の月日が経つということです。

諸説ありますが、浪漫に思い馳せて、単純にこの皇紀2678年というものを信じてみると、日本という国が始まって2678年もの月日が流れるということになります。

九州の地から大和に進出し、現在も続く日本という国を建国した初代天皇である神武天皇、九州と関東を平定した日本武尊(やまとたけるのみこと、第12代景行天皇皇子、第14代仲哀天皇の父)などの皇室の祖先は、従う部族は受け入れ、抗う部族は戦いを経て従わせ、国家統合を成し遂げました。

こうした日本建国の流れが、闘戦経の第一文目に表されています。

~我が武なるものは天地の初めに在り、しかして一気に天地を両(わか)つ。雛の卵を割るがごとし。故に我が道は万物の根元、百家(ひゃっか)の権與(けんよ)なり。〜

天地とは、善悪の定まらない混沌とした状態のこと。

そこから武の力によって、社会という秩序を作り上げた。
だから日本人にとって“武”という言葉は神聖であり、その武に生きた武士、サムライ達に浪漫を感じ、今でも大河ドラマ、戦国ブーム、城ブーム、刀剣ブーム…などを引き起こすほど憧れの対象なのです。

私達、武術、武道を学ぶ人間も、その神聖な武を学んでいることを忘れてはいけません。


戦争の始まりは縄文時代?弥生時代?< 武道の歴史目次 >武術の技術体系ができたのはいつ?


 

お電話でのお問い合わせ

icon 電話番号090-6087-2884
東海三県各地で指導している為、電話に出られないことが多いので留守番電話に「体験希望」と必ずお残し下さい。こちらから折り返し致します。
→メールでのお問い合わせ


ページトップに戻る